石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第10回
英語でしゃべらナイト?

さて、読者の皆さんのなかには、
「なぜ台湾人なのに
リチャードだの、ビンセントだのという英語名で呼ぶの?」
と思われているかもしれません。
いつの頃から始まったのかはわかりませんが、
私が台湾に関わりをもつようになった頃には既に、
お互いを英語名で呼び合うのが習慣となっていたようでした。

海外取引がビジネスの中心である会社では、
外国人にも簡単に名前を憶えてもらえるように、とか、
姓の数が日本に比べて少ないので
同姓同名でも区別できるように、とかの理由で広まったようで、
各自が思い思いの名前を自分で名付けます。
れっきとした台湾人同士が、
「ちょっとマイケル!」とか「ねえマギー?」とかいって
会話しているのはちょっと不思議な光景でした。
今では慣れてしまいましたが・・・。

ビンセントも
そんなごく一般的な台湾人エンジニアの一人でしたが、
米系のセンサーテック社に勤めていたので、
英語にはあまり不自由していない様子でした。
むしろ、大変だったのは英語の苦手な私の方で、
その時のインタビューで話した内容については
あまりよく憶えていないのですが、
とにかく相手に英語でどのように話しかけるか、
苦労したことは今でも憶えています。

四苦八苦の面接の結果、
プロジェクトマネージャーとして
センサーテック社のセンサーモジュール事業を
台湾側で仕切っていた?らしいこと、
今現在は決まった仕事をしているわけではないが、
他の何社かからオファーをもらっており、
当社からのオファーについても興味はもっている?らしいこと、
がわかりました。

オグラ社長と私は、まず営業の移管をスムーズに行うため、
彼にオグラ技研のコンサルタントとして
サポートしてもらえないかと、持ちかけました。


←前回記事へ 2005年1月13日(木) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ