今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第143回
カンパニー・ハンドブックについて

アジアの株式について取り扱った本は
中国・香港市場以外はほとんどありませんが、
経済や株式に関する書籍に目を通すのは有益です。

求める知識や投資スタイル・興味のある市場などは
自分自身の成長や各国経済の状態によっても変わりますので
その本が参考になるかどうかはタイミングもあります。

私は最初に図書館から借りて、さっと読んでから、
何度も読みたいと考えた本を書店で買ってきます。
「この本を読んでいればうまく資産運用できたのに」
という良い本に巡り合ったことは何度もあります。

国内の図書館や書店だけではどうにもならないこともあり、
カンパニー・ハンドブックと呼ばれるような
日本の「会社四季報」にあたる書籍もそのひとつです。
その国へ行けばこのような書籍は発行されています。
中国や韓国については日本で発行されているものもあります。

その他は現地語か英語版を見ることになります。
シンガポール・マレーシア・タイ・インドネシアなどでは
大きな書店には置いてあります。
フィリピンは証券取引所で買うか
香港の出版社の通信販売で買うかしかないようで、
マニラのマカティの書店では見かけませんでした。
台湾では英語版は見かけませんが中国語で数社が発行しています。

会社の事業内容や財務の数値を見るには
英語版や中国語版でも充分に使えます。
台湾の四季報で「黄金交叉」と書いてあれば
チャート(時系列の株価のグラフ)を知っていれば
想像がつくのはおもしろいものです。

企業データは今ではインターネットで
多くの情報が取れるようになりました。
以前は日本の企業を調べるのにも
1社分で千円以上するような「有価証券報告書」を買うか
証券情報室(東京・大阪・名古屋)で
調べなければなりませんでした。

今ではアジアの企業の情報もインターネットで取れます。
それでも、よさそうな企業をチェックしたり
企業のホームページのアドレスを調べたりするのには
本のかたちになっていれば便利です。


参考 証券広報センター(証券情報室の案内)
(http://www.skc.or.jp/)



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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