今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第30回
資産を分散して安心を得る

タイの物価はわれわれ日本人には安く感じられます。
例えば、屋台や安い食堂での食事代は20〜30バーツ。
(60〜90円程度)
ワンルームのマンションは郊外の安いところでは
50万パーツ(150万円)程度から。
日本で安い車を買うくらいの値段です。
地元では大卒初任給は月1万パーツ(3万円)そこそこ。

日本人も40年ほど前は、数万円の月収でした。
高度成長期にあれよあれよという間に他国を引き離し、
他のアジア諸国と比べたら数倍から数十倍の収入となりました。
もう、日本は追いつく側ではなく、
追いつかれる側の存在です。
アジアの人々の暮らしがよくなっては
いけないなんてルールはどこにもありません。

タイ国内での2002年のビール消費は
1991年と比べると、ほぼ4倍。
景気が良くなったほかにも、低価格のビールが発売され
庶民にも手が出るようになったことが理由です。
以前には、あまり見かけなかった
屋台でビールを飲む光景が普通に見られるようになりました。
パン食も進んできましたし、
コーヒー豆も街で簡単に手に入るようになりました。
1ヶ月、1ヶ月で暮らしが変わっているのです。

1940〜60年代の日本に対するアメリカ、
1960〜80年代の韓国に対する日本等
先に経済成長を遂げた国から見ると
成長しつつある国の物価は安く見えます。

今、仮に日本からタイに
100万バーツ(約300万円)も動かしたら。
それだけでタイの一般の人よりお金持ちでしょう。
年金生活者がフィリピン・タイへ向かうのも
理由がわかります。
しかし、
インフレはどこで発生するかわかりませんし、
タイでも今は低金利です。
では、今から100万バーツを
優良企業に投資しておいたらどうでしょうか。
株価5〜20バーツの優良株を1万株づつ10銘柄。
どれだけの増資や配当を生んでいくのでしょうか。

日本は1960年頃、1ドル360円。
東京芝浦電気170円、八幡製鉄100円、
味の素500円程度。
ドル建てで計算すれば安いものでした。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


←前回記事へ 2003年6月20日(金) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ