第22回
われわれは国際レベルに立っている
私がバンコックにアパートを借りている理由は、
情報を取るためには日本にだけにいては
やはり限りがあるからです。
便利なバンコックですが、
日本からインターネットで調べるほうが便利な時があります。
インターネットが普及したお陰でたいへん便利になりました。
それでも、アジア諸国のインターネットカフェなどは
接続スピードが遅くて本当にイライラするときがあります。
タイのアパートで接続している時などは、
回線が突然切れてしまうことすらあります。
そもそもインターネットカフェが
外国人にすぐわかる街中には多くは見当たらない国もあります。
日本では、
インターネットの恩恵は充分受けられます。
費用も他国と比べて高くはありません。
いろいろな国のホームページを調べながら、
「イランはネット取引の証券会社もあり、結構進んでいるな」とか
「ベトナムも、
そろそろインターネットの活用が進むのではないか」とか
多くのことが予測できます。
しかし、それだけではやはり情報は不充分です。
できれば、その国を実際に見て、確かめたいと思います。
それは普通に会社勤めをしている日本人には
なかなか難しいことのようにも思えます。
でも、これから、もっと便利になっていくでしょう。
例えば、今では香港・中国情報は多く手に入るようになりました。
現地へ行くにしても、
会社員が休暇を取ることもそんなに難しいことではなくなりました。
意思さえあれば、われわれは多くのことを知るチャンスがあります。
そこには、驚きや不安があるでしょう。
日本で培った
われわれの価値観は決して万能なわけではないのです。
最近お話しさせていただいた証券会社に勤められている
孫昌齢(スン・チャンリン)氏は
「中国の株式市場は波乱含みのマーケットで、
日本人の投資家にとっては、
ちょっと考えられないことがよくあります。
しかし、変化の流れを止めることができません。
その勢いに注目すべきだと思います。」
と言われていました。
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