今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第16回
アジアの株価指数

2002年のアジアの株価指数を見ておきましょう。
今回は数字の羅列になりますが、ご容赦ください。

World Federation of Exchangesという機関に加盟している
世界の市場の指数を単純に算術平均すると
前年比で-10%程度、ちなみに2001年は-5.8%程度でした。
これは小さな市場を入れての数値です。
ニューヨーク市場は-19.8%、パリが-31.1%、ドイツ-41.0%
など、先進国は軒並み惨憺たる有様でした。
アジアの市場の指数の変化を調べて見ると以下の通りです。

●2002年の株価指数の変化

コロンボ 31.3%
(All Share Price Index)
タイ 17.3% (SET)
インド(ムンバイ) 17.0%
(BSE-500)
インドネシア 8.4%
(JSX Composite)
ニュージーランド 4.2%
(NZSE Gross Index)
インド(NSE India) 3.3% (Nifty Fifty)
マレーシア -7.1%
(KLSE Composite)
韓国 -9.5% (KOSPI)
オーストラリア -11.4%
(ASX/S&P All Ordinaries)
フィリピン -12.8%
(PSE Composite)
香港 -15.8%
(All Ordinaries Index)
上海 -17.5%
(SSE Composite Index)
シンガポール -18.2%
(All-Sing Equities Index)
東京 -18.3% (TOPIX)
台湾 -19.8% (TAIEX)

          
実際にリターンを考える場合には配当やインフレ・為替変動を
考慮に入れなければなりません。
配当を考慮に入れるとこれが以下のように変わります。
2001年も参考に記します。


●2002・2001年の株価指数の変化+配当

  2002年 2001年
コロンボ 35.6% 45.5%
タイ 20.0% 15.0%
インド(ムンバイ) 19.1% 1.8%
インド(NSE India) 5.7% 1.5%
ニュージーランド 4.2% 16.7%
マレーシア -4.5% 4.9%
オーストラリア -7.3% 9.8%
韓国 -7.7% 39.2%
香港 -12.4% -17.1%
シンガポール -15.6% -12.5%
台湾 -16.1% -22.0%
上海 -16.3%  0.8%
東京 -16.9% -18.3%
フィリピン - -20.7%
インドネシア NA NA

あと、インフレ・為替変動です。
コロンボは2002年に9.6%、インドネシアは10%程度の
インフレがありましたので
リターンはそれだけ割り引かねばなりません。
数字をじっと見ると東南アジア・オセアニア圏の
堅調さが目につきます。
しかし指数は結果であって、将来を予測するものではありません。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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