中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第3512
■金満人さんからのQ(質問):世界の連帯は今後進んでいく?
(5
0代 男性)

毎日の『付加価値論』の掲載ありがとうございます。
連日の掲載を拝読し、既に20余年昔の著述である事に
まず脱帽であります。

さて、日本の国内産業を維持する見本には
資源の比較的少ないドイツが挙げられるかと思います。
グローバル化途上の現在、
日本と遠くはなれたドイツで協働体制をとるのは
過去の歴史、現実からして無理があるのでしょうか。
グローバル化の本流が格差是正であるとすれば
逆行する事にもなりますが、共に経済原則であろう
“高い勤労意欲に支えられた産業”を創出した
自由経済の王道を行く国だと思います。

現在のEU、ギリシャ、イタリア、ポルトガル等々の
問題に対し日本国民の小輩としましては
ドイツを支持したくもなるのですが・・・。

自分の足元を見なさいと
お叱りを受けそうでもありますが
今後の世界は国境を乗り越え、無くして、
更には距離に左右されない連帯に
進んでいく可能性はあるのでしょうか。


■QさんからのA(答え)

ヨーロッパにいろんな国がありますけど、
私が見ておりますと、
日本と一番気が合うのはドイツじゃないでしょうか。

「制服の似合う国民はドイツ人と日本人だ」と
私はいつも言っているんですけど、
日本とドイツが三国同盟をしたのも
偶然ではないと思っています。
但し、結果はあの通りのことですから、
あまり似たもの同士が集まると
頭が痛いということも起り得ます。

しかし、実際問題として
そんなことを頭に浮べてやれる仕事はないんじゃないですか。
仕事をやるなら、似た者同士でやるより、
立場の違う人と組んだ方が
チャンスが多いんじゃないでしょうか。


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2012年4月12日(木)

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