中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第3378
■老変木さんからのQ(質問):今の世の寿命を表現する言葉は
(60代 男性)

先生の愛読者であり敬愛する者です。
70才を目前にして、これからの人生の指針を
御教示して下さい。
私の父は100才、母は90才共に痴呆もなく
天寿を全うしました。

孔子の論語を参考にして人生を送って来ましたが、
現在の長寿社会においては、特に60にして、
70にして、は合わないと思います。
また、杜甫は「人生70古来稀」と
何も書いておりません。

紀元前550年の人間には今日を想像も出来ず
無理からぬ事かと思います。
邱先生なら何とお書きになりますか?

吾十有五にして、 三十にして、..
八十にして さらに110まで
(80から先は願望かと思いますが
私が拝見した所110才くらいの長命だと思います。
近い将来「ips細胞」が実用化されれば
人生150年も夢ではないと思われます。
拙い文章で申し訳ありません、
お元気で活躍される事をお祈り申し上げます。
そして、これからも我々に御教示下さい。


■QさんからのA(答え)

昔に比べて寿命が延びました。
昔は「人生50年」と言いましたけど、
今は80年が珍しくないでしょう。
ですから、古希といっても
チンプンカンプンでしょうけれども
寿命が延びたからと言って
若さがそのまま延びたわけではありません。

まだ60にもなっていないのに、
早くもしょぼくれている人もあるし、
100才になっても
頭のちゃんとしている人もあります。
生き方は長く生きる人の
新しい研究テーマですね。





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2011年11月30日(水)

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