中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2844回
■amherstさんからのQ(質問):会社で不動産購入

いつも邱友会やもしQで
為になる面白いお話しをありがとうございます。

輸入がメインの貿易業を営んでおりますが、
現在は円高の追い風も受けて業績は好調に推移しております。
そこで円高もいつまで続くかわからないので
余裕のあるうちに不動産(マンション部屋)の1つや2つを
会社で購入したいと考えております。
しかし、不動産投資というのは、やはり経済が成長し、
インフレが起こるような所でないとメリットがないのでしょうか?
不動産の値上がりがなくても、家賃収入や
キャッシュの出ていかない減価償却による節税くらいでは
多少のリスクを犯してまでも
不動産投資をやるべきではないでしょうか?

株と同じくらい不動産建築、売買経験が超豊富な
邱先生のご意見を伺いたく存じます。
宜しくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

不動産の値上がりは経済の成長しているところの方が
いいことは間違いないんですけれども、
不動産というのは
自分の近い所にないとイヤだという人が結構多いんで、
自分の通り道に自分のアパートがあって
「あ、今日もちゃんとあった」という風に見て回るのが、
不動産の家主をやっている人の愉しみなんです。

ですからそれを例えば中国でやろうと言っても
それはご自分がそういう風に動き回ることに
あまりこだわらないといいますか、平気な人でないと駄目なんです。
私なんかは行った先々で少しお金に余裕があると、
そこで不動産を買いますので、今振り返ってみると、
自分が通った所にはみなそういうものが残っております。
でも私はそれを頼りにして生きているわけではありませんので
あまりこだわりませんが、
ご自分に聞いて見て、毎日自分のいる所にないと駄目なのか、
もしそうなら自分がそこに行って住むか、ということになります。
それぞれの人の物の考え方と関係があるのが不動産だと思います。


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2010年6月14日(月)

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