中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2843回
■フラットさんからのQ(質問):通天酒業

今度の投資考察団では王朝酒業を見学なさるということで、
そのレポートを楽しみに待っております。

ところで通天酒業は、かつての赤玉ポートワインのような
砂糖の入ったワインを主力の商品としています。
かつて日本では、
甘口のポートワインからワインが広まったと思っており、
私の母や祖母は今でも甘口のワインを好んでいます。
また中国では、
ワインをコーラやスプライトで割って飲むことが多いと聞きました。

となると中国においても、まずは甘口ワインが
13億人に飲まれるのではないかと考えています。
したがって、
王朝酒業よりも通天酒業の株価が早く上がるように思えます。
可能ならば通天酒業の工場見学を行って
今後の見通しをレポートしていただけないでしょうか。


■QさんからのA(答え)

王朝酒業と通天酒業については
ハイハイQさんの中でも取り上げたことがあります。

ワインの質からいえば
レミーマルタンが大株主をやっている
王朝酒業の方がレベルが上ですけど、
あなたもおっしゃっているように
何しろワインの味もわからない大衆が沢山おりますので、
その人たちが飲んでくれれば売上げはバカにはなりません。
しかし実は2軒の会社とも
かなりスケールが大きくなると思いますけども、
株価の動きということになると
酔いが回ってくるまでに
結構時間がかかるんじゃないかと見ております。
但し庶民の中でワインの占める位置は
今よりもずっと高くなるとみて間違いないでしょうね。


←前回記事へ

2010年6月13日(日)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ