中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2669回
■ノブさんからのQ(質問):孫のための投資

前略
いつも私にとって貴重なお話を頂きありがとうございます。

中国株を始めて6年になりますが、
ひとりしかいない2歳の孫のためにと思い、
金融株2銘柄(工商、建設銀行)、
不動産株3銘柄
(万科、海外発展、SOHO中国)(合計90万株程)を
今後20年程塩付けにしたまま
残しておいてやろうと考えています。

多分2030年頃から中国も人口減が始まり、GDPの伸びも止まり、
その頃から少しずつ経済縮小に向かうと考えていますが、
先生のお考えを伺えたなら幸いです。


■QさんからのA(答え)

どんな株を買うかは
もちろんご自分で判断するよりほかありません。
私が薦めているのは、
長い間に子供が成長するように
段々大きくなっていく成長銘柄です。

あなたが取り上げている株はいずれも中国の代表的な株で、
まあ心配のない銘柄ですけど、
例えそういう株でも孫に与えることまで考えておやりになるのは
おじいさんになってしまったということです。
戦前に満鉄の株を買って、
孫子の代まで絶対売ってはいけないと遺言を残した人もいますけど、
気がついてみたら満鉄そのものが無くなっていました。
ですから孫のことをお考えになるのは一向にかまいませんが、
あまり口外しない方がいいんじゃないでしょうか。


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2009年12月21日(月)

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