中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2656回
■jiroさんからのQ(質問):中国の医療

いつも貴重な情報をありがとうございます。
30年ほど前から邱先生の本を愛読しております。

私は数年間中国に滞在したことがあります。
その時に、このまま中国でずっと働こうかとも考えましが、
結局日本に帰りました。
その理由のひとつに、中国の医療についての不安がありました。
何度か病院に行きましたが、
地方の中都市では、市内の大きな病院でも、
残念ながら日本に比べるといろいろな点で劣っていました。
胃腸が悪いときの、
漢方薬についての治療はよいものがありましたが、
内科では、明らかな誤診を受け困惑したことがあります。
また将来、中国に行くつもりですが、
邱先生はそのようなご心配はあまり無いのでしょうか。
どうなさっているのかお教えいただければ幸いです。


■QさんからのA(答え)

いま私は1年の内の恐らく3分の2位は大陸にいると思います。
行った先々で体の調子が良くなかったり、
ケガをする事も当然あります。

私は生命にかかわらないようなケガや病気なら
その土地の病院に行きますけど、
これはちょっと手間がかかるなという場合は
すぐに飛行機に乗って東京に戻ります。
私の行きつけの病院もありますし、
大体ここで死ぬことになるなという病院も決めております。
しかしご存じのように中国では、交通事故にあっても
お金がないと入院させてくれないといった程度の医療体制ですから、
今後経済が発展してもっと豊かになれば
次は医療の改善に政府がお金を使う時代に入ると思います。

健康な人が病気のことだけ心配して
仕事をやる場所を決めるのもおかしな話しです。
難しいことがあったらどうやって解決するかを考えながら
仕事をやるのが本筋でしょう。


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2009年12月8日(火)

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