| 第2655回■losheさんからのQ(質問):根本的なインフレ対応
  Q先生、こんにちは。急に冬の足音が近づいております。
 ご自愛ください。
 さて、11月2,3日の「もしQ・・」で、今後のインフレへの警戒を述べておられました。
 それに従った対応は"商品相場"等が思い浮かびますが、
 それはインフレで高騰する相場であって、
 根本的なインフレへの対応ではないように思えます。
 昔、紙幣が溢れた日本では"土地"が空前の高値を付けました。その時は幸い、そのことによって食料が手に出来ない人は多分、
 日本では稀だったと思いますが、
 現代では"大豆"や"トウモロコシ"の価格が値上がりすれば
 世界の多くの人が飢えます。
 経済変化が"静かな戦争"のように、
 多くの人を窮乏させる状態は避けるべきと思います。
 要は膨れ騰がった紙幣の裏打ちは信用でしか無いので、
 それに見合う信用創造を早急に行わなければなりません。
 それを実行できるのは政治だと思います。
 まったく教育・警察・政府・官僚等の組織は、
 トフラー博士が言うまでもなく変化(改革)のスピードが
 企業に比べて前世紀と思える程の遅滞です。
 が、これしか無いように思えます。
 この時間感覚のギャップを乗り越えていけると思われますか?
 なんとも肌寒い感覚に囚われます。
 |