中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2645回
■銅像同情さんからのQ(質問):死後銅像建立は避けられない

日本人は遺言を守る方ではないのかなと思いますが、
台湾の人はどうでしょうか?

台湾に尽力したQ先生のことを思って、
関係者の方々が遺言無視で、行的に民芸館やゴルフ場に
胸像くらいは作らないと浮かばれないと…
風雨にさらされ、鳥のフンにまみれることになるかもしれません。

以前読んだ本に
アジアの麻薬王の本か何かに
ご自身の顔写真が載っていたそうですね。
(奥さんに笑われませんでしたか?)
はがし忘れた選挙ポスターのように破れ色あせ、
通行人に無視されていい気持ちではないですね。
何をされるか分からない中国で
死後に恥をかくような憂き目にあうのは気の毒です。
どうか注意されて下さい。


■QさんからのA(答え)

麻薬王の本が中国の道端に並んでいるのを見たら、
私の写真が表紙になっていましたので、
ビックリしたことがあります。
でも見せた方も見せられた方も、もう全部昔の話です。

世間から持て囃されるようになった人が
銅像を建てられるか、または引きずりおろされるかは、
歴史の動きによって次々と変わって行きます。
ですから生きている間に
自分の銅像を建ててもらうのはおかしいけど、
死んだ後にどうなるかまでは本人も関与出来ません。
銅像なんて、偉い人であればあるほど、
引きずり下ろされるために作るようなものですから、
いちいち気にすることはないと思います。


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2009年11月27日(金)

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