中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2560回
■FさんからのQ(質問):塩漬け株の対処法

Qさん初めて質問致します。

金融危機前に鞍鋼の株を25HKDで買いました。
リーマンショックで株価が急落し塩漬け状態にしてしまいました。
しかし、株価が下がった時4HKDで買い増し
平均株価を14.5HKDに下げてホールドしています。
最近、大分株価が回復していますが、
売るべきか持ち続けるべきかと迷っています。
将来的には鉄鋼株は有望だと思っていますが、
香港株もまた調整がありそうです・・・。


■QさんからのA(答え)

中国の鉄鋼株をどう見るかについては2つの考え方があります。
1つは中国は今後も経済が発展するのだから
まだ将来性があるという考え方、
もう1つは家を今後も建てるのは続くだろうけども
鉄鋼など建材を作る方はドンドン増えて
過剰生産になるんじゃないかという考え方です。

ですから鉄鋼の株を買うなら
この株の方がいいということもありますけれども、
鉄鋼はいくらでも生産を増やすことができます。
それに対して逆に増やせないものもあります。
例えば水を増やそうとしたって増えませんから
汚れた水を新しい水に直すとか、海水を淡水にかえるとか、
ほかに方法はありません。
同じ中国の資源の中でも
いくらでも増やせるものと増やせないものがあって、
鉄は簡単に増やせる部類に属します。
逆に銅なんかは何十年もしない間に
どんどん使用量が増えて、資源がなくなってしまいます。
例えばそうしたもっと細かい分類をして、
株を選んで見てはいかがでしょうか。


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2009年9月3日(木)

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