中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2457回
真空地帯さんからのQ(質問):売るタイミング

先生!ちょっぴり明るい兆しが出できましたね。
昨年10月以降、
理文造紙という心地良いジェットコースターに揺られつつ、
先生のように毎日とは行きませんが、
数回に渡りアリババ、常茂生化、羅欣薬業等、
中国株の下値を拾って来ました。

このところは、持ち株に占める割合の高い、
医薬・化学系の銘柄にも順番が回って来たようで、
全体的には、平均的な買値を上回るには至っておりませんが、
持ち株の中にも瞬時に2〜5割も上昇する銘柄も見受ける等、
一息着いているところです。
ただ、これまでの失敗を振り返ると、
高値を維持することが少ない中国株を、ついつい何年も持ち過ぎて、
結局買値を下回ってしまうということを繰り返しておりました。
先生は、活気をを帯びてきた中国株を、
既に一部は売り方に回り、
利益を確保されておられるのでしょうか?
幸い、持ち株も安値からは5割〜3倍程値上がりしておりますが、
まだまだ手放すつもりはなく、
さらに幾つかの銘柄を暫し買ってみようと思っているのですが、
先生は中国株に対して、
今はどのようなスタンスで臨まれているのでしょうか?


■QさんからのA(答え)

あなたがおっしゃっているような株は下がるところまで下がって、
今は戻り足になっております。
ですから毎日株の情報を見て
結構元気づいてるんじゃないかと思います。

それをどこから売るかは自分で決めるべきことですけども、
私の場合は同じ株をジッと持っていると退屈しますので
倍になったら半分売る、
そして元金は取り返して
それを次の株に使うというやり方をしています。
半分残ったのはタダですから
どんなに下がっても元値には届きません。
ですから株をそのままジッと持っていて半分になった人に比べれば、
下がった時の損害は少いんです。

上がる株を追いかけても
思惑通りになるわけではありませんので、
これから売上げがふえ利益がふえる、
私に言わせれば成長株の後を追いかけて、
そして基本的にはお金で持っているのではなくて、
株で持っているというやり方がいいんじゃないかと思います。


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2009年5月23日(土)

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