第2432回
■杉さんからのＱ（質問）：休むも相場と言うけれど

いつも拝見させて頂いて、とても参考になります。

自分は中学生の時に経済的な苦難を経験し、
現在は地方の大学病院で勤務医をしています。
もともと先祖は商売をしており、
医家とはまったく関係ありません。
先祖からの遺伝なのか？
最近の大相場で株をしたくなってきて、
生まれて初めて相場ものに手を出し、評価損をしています。
相場ものは休むも大事と言いますが、
先生は休む時はどのようにして
商売や相場を忘れているのでしょうか？
活発にお仕事されているようですので、
休みも取らないのでしょうか？

■ＱさんからのＡ（答え）

株の諺に「休むも相場」というのがありますけど、
それは自分が売り買いをしなくても
株価の動きには気をつけるという意味です。
売り買いだけが株をやるということではありません。

株で成功するためには
途中全く株価を見ないということではなくて、
株の動きが何故今こうなのか、
こういう時は手を出せないんだ、
といった判断を自分で勉強するものです。

お医者さんをやる傍ら株の動向に気をつけることは
別に悪いことではなくて、
言ってみれば産業界の窓を
自分が乗っている列車から覗いているようなものです。
楽しみながらやる人もおれば、
しまったと思う人もあるわけですから、
どういう姿勢で見るかは
ご自分で決める以外に方法がないと思います。