第2431回
■SanさんからのＱ（質問）：実家の賃貸業を引き継ぐためには？

父の書棚にあった「賢者は中金持ちをめざす」を
こっそり読んだ時からの大ファンです。

私はサラリーマンですが、実家はビル賃貸業を営んでいます。
社長をしていた父が亡くなって１０年経ち、
今は年老いた母が経営を引き継いでいますが、
いつかはビル賃貸業を引き継ぎたいと思っています。
サラリーマンの仕事も面白いため、
リタイヤしてから継承したいという甘い考えを持っていますが、
やはり甘い考えなのでしょうか？
それとも、
４０歳になった今から準備を始めておくべきでしょうか？
現在、ビル賃貸業のＰＬとＢＳは毎年見るようにしていますし、
メインの取引銀行にも挨拶はしているため、
計数を含めて経営状態は分かっているつもりです。

■ＱさんからのＡ（答え）

自分がサラリーマンを途中で辞めた方がいいのか、
それとも定年退職してから
家業を継いだ方がいいのかなんていうのはノンキな話で
ご自分が真剣でない証拠だと思います。

人の一生は自分で決めることで、
家業を若いときに継げば自ずからそうした対策が出来るし、
退職後のお遊びでやろうということなら、
そういう仕方ももちろんあるわけです。
家業を大きな企業に育てていこうというのか、
それともただチャランポランな気持ちで親の後を継ぐのか、
それはご自分で決めることではないでしょうか。