中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2313回
AE86さんからのQ(質問):白物家電銘柄

いつも楽しく拝見させていただいています。

中国での白物家電銘柄について教えてください。
かつて、日本の高度成長期にテレビ・洗濯機・冷蔵庫が
3種の神器ともてはやされたのと同じことが
中国でも起こると思うので、白物家電銘柄について調べたところ、
亜倫国際集団有限公司(コード:00684)、
利民実業有限公司(コード:00229)を見つけました。
業績もよく配当も毎年行っていますが、
有望と見てよろしいでしょうか。

また、白物家電銘柄全般は今後有望とお考えですか。


■QさんからのA(答え)

日本でもいわゆる白物がもてはやされた時代がありますけど、
中国でもそういう時代はもうとっくに過ぎてしまいました。
中国で家電メーカーの株が皆、
昔に比べてうんと安くなったのを見てもおわかりの通りです。

中国では日本のような系列の代理店はなく、
ヤマダ電機みたいな仕事をやっているところが、
各メーカーの製品を一同に集めて
家電の安売り叩き売りをしています。
人口の多いところですから、それなり商売になっていますけど、
メーカーより販売店が大きな商売をやっているようです。

これから中国は今より10倍くらい豊かになると思いますけど、
新しくお金を持った人が買うものは何かということになりますと、
家電製品より自動車でしょうね。
世界的に自動車はピンチに遭遇していますが、
中国はこれからマイカーとマイホームに向うところでしょうね。


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2008年12月30日(火)

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