中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2272回
チャントさんからのQ(質問):損切りの方法について

日頃、当コラム読んでおります。

2007年の中国株価の上昇は明らかにバブルであったことは、
現在の低調な株価が説明しています。
中国のGDPは大きくなり
新興国とも言えない状況となりましたが、
中国株は現在も新興国にありがちな変動が大きく
安易な長期保有は危険だと考えざるを得ません。
仮に2007年の夏ごろに買い持ち始めて
長期保有していたら大変なことになっています。

割安なときに仕込み、
割高なときに手放す冷静な行動が賢明と言えると思います。
株価チャートを見て後講釈は何でも言えますが、
やはり機械的な損切りルールの実行が大損しない方法だと思います。
損切りの方法について先生はどうお考えになりますか。


■QさんからのA(答え)

人は皆それぞれの考え方によって株式投資をやりますので、
当然あなたのやり方も納得できないわけではありません。

でもあなたのやり方は、
上手に出来ればうまくいくということであって、
私なんかは
自分はそんなにうまく世の中を泳げないと思っておりますので、
両方やろうとは思いません。
安い時に買って高くなるまで持ち続けるという、
一方通行だけでやるのが私のやり方です。

今のように株が安い時は仕入れ時ですけど、
昔高く買った株も全部そのまま持っております。
それを皆大損したと言いますけど、表示が変わっただけのことで、
売るまでは損にはならないと思っています。
そんなことを言ったら日本中の大会社の株主の社長さんは
皆ソンをしていることになります。
その人たちがソンしている時に自分だけ儲かるなんて、
そんな上手いことが出来るんなら、
会社なんかバカらしくてやっておられません。
会社をやっている人の方がお金持ちだとすれば、
あなたの考え方の方が空想的だと言えると思います。


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2008年11月19日(水)

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