中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2186回
大和の旅浪人さんからのQ(質問):金はなし、されど買いたし

先生 いつも休まず有益な情報を配信いただき、
ありがとうございます。
貴重なご意見等、参考にさせて頂いております。

中国株を恐る恐る初めて四年余り。
最近は株価もだいぶ下がりましたが、
ありがたいことに、わずかな投資金額ですが、
それなりの評価益を得ています。

ところで今、自分は迷っています。
中国の株価が下がって、絶好の買いチャンスだと考えていますが、
残念ながら手持ち資金があまり残っていません。
けれどほしい株は山ほどあります。
例えば、中国中鉄・中国工商銀行・亨泰・陽光能源・
株洲南車時代・アリババ・中国消防企業・洛陽モリブデン・
山東墨龍石油・天大石油管材 ・・・
出来るものなら借金しても買いたいくらいです。
このチャンス、是非つかみ取りたくメール致しました。
迷いを断ち切るヒント頂ければ幸いです。


■QさんからのA(答え)

株が下がって、
自分がかねてから有望だと思っている株が、
自分の買値を割るようなことが起こると、
誰でも持ってるお金でナンピンをして、
買値の平均を下げたい思いにかられます。

でもそれが思うように出来る人は、いくらもいないんです。
金持ちになればナンピンをする単位が大きいので、
お金がないことにおいては同じです。
頭を抱えるのはあなただけではありません。
仕方がないので、目をつぶってガマンすることです。
但し、そういう時でも自分がこれはいいと思ったのに、
持ってる間に考えたのと違う動きになって、
これはダメなんじゃないかという株と、
いやこれは全体が悪いから下がっているだけのことで、
株価が戻り足になったら
一番先に走り出すよという株と、
判断が分かれるようになります。

ですから株価の下がっている時は、
株の入れかえをする時なんです。
買った時の値段にこだわっていたら動きがとれません。
株で儲ける人と、損をする人の差は
こういう時に出てくるのです。


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2008年8月25日(月)

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