■QさんからのA(答え)
私は中国の経済が発展する過程で、
広告宣伝が遅れると思って、
おっしゃる大賀伝媒の株をかなり買ったことがあります。
おかげで中国の広告業界がだんだんわかるようになって、
日本とはずいぶん違うことも分かってきました。
日本だったら電通とか博報堂みたいな会社が、
自分のスポンサーの会社の広告宣伝を一手に引き受けて、
テレビも雑誌も
ほとんどの媒体の広告にたずさわっていますが、
中国にはそういうようなやり方をする企業がないんです。
媒体そのものが「広告会社」の一つで、
屋外広告だけやってる会社、
テレビ広告だけやってる会社、
新聞の広告だけやってる会社といった商売のやり方で、
お互いに繋がっていないんです。
大賀伝媒は、
ご存知のように屋外広告では一、二を争うスケールの会社で
最近オリンピックを契機に北京を中心に、
立て看板の内容を遠隔操作できる上に
銀行の代わりに集金も出来る機能のついた看板を大量にふやして
既存の広告媒体を改良する方向に力を入れています。
そのおかげで本年に入ってから
多少収入が増える方向に動いてるようですけども、
日本の広告会社のような成長は期待できません。
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