中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2179回
蓬莱さんからのQ(質問):日中のテレビの違い

毎日の更新を楽しみにして、拝見させて頂いております。
早速の質問です。
七星購物を保有していますが
テレビにおける物の捉えかたは、
中国と日本ではかなり相違があるように思います。

例えば日本ではテレビで飲食店が取り上げられれば
次の日にはお客がわんさかなんてことはしばしばあります。
しかし中国ではテレビで取り上げられたからといって
そのようなことはないと中国の友人から聞きました。
それに先日、中国を訪れた時にも感じましたが
かなりチャンネル数が多いことが気にかかりました。
記憶では60ほどあったように思います。
私の家は6チャンネルしか映りません。
単純に10倍ですので
テレビの世界ではその人口の多さも
購買力において日本と大して差はないのではないでしょうか。

この株価ですので頭を悩ませていますが、
買ったことを忘れたつもりでいようと思います。
稚拙な質問で申し訳ありませんが、
先生の中国のテレビに対する考え方を教えて頂ければ幸いです。
くれぐれもお体をご自愛下さいますようお祈り申し上げます。


■QさんからのA(答え)

あなたがおっしゃりたいことは、
テレビショッピングの会社が、
日本と中国ではどのくらい違うかということですか。
私も始めはよく知らなくて、
日本ではテレビショッピングの仕事が
かなり成長しているので、
中国もそれと同じじゃないかと思ったんです。
でもいまもどこが違うのか
はっきり認識しているわけではありません。

ただ中国人の方がはしっこいというか、
ものすごく敏感に対応しますので、
一つお金の儲かる仕事があると、
皆でワッと押しかけて同じことをやります。
テレビで儲かるとわかれば、皆でマネをして、
利益率が低下する可能性はあります。
お客が押しかけるといっても、
そのチャンネルを見ている人たちだけのことであって、
13億の人が一せいに押しかけてくるわけではありません。
その辺りの反応は、
ご自分でもっと頻繁に中国をあちこち見て回って、
ご自分で結論を出して下さい。


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2008年8月18日(月)

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