■QさんからのA(答え)
いまは世界中が一つに繋がっている時ですから、
サブプライム・ローンの影響が
中国に全く及ばないと言えば嘘になります。
影響の及び方が激しい所とそうでない所があって、
たとえばヨーロッパはかなりその影響を受けているし、
オイルダラーは表面に出ていませんけど、
いままでにかなりのお金を
アメリカの機関投資家たちに預けているし、
ヨーロッパやアジアで同じような投資をやっておりますので、
受けている影響も大きいはずです。
ただ、それ以上に
次々と石油を掘り出した分だけお金があるので、
そのお金で困っているアメリカやヨーロッパの会社を買う
ということが現実に起っております。
この次の展開は、
恐らくオイルダラーは
いま現にピンチに陥っている大会社の方へ動く形になるので
主としてアメリカの金融界に向いますけど、
中国のお金は、
世界中の資源をどうやって自分たちが確保するか
という所に集中することになりますから、
資源国の鉄だとか石炭だとか石油を掘り出す所に
つぎ込まれるんじゃないかと見ています。
そういう変化をよくご覧になって、
どこに投資をするかを決めていただくのがいいと思います。
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