第1918回
■まさに和だねさんからのＱ（質問）：サラリーマンを辞めるには

邱先生、先回の質問での先生のお答えに
「但し、これから先の生活、人生の半分を過ぎて
志の持ち方で運命も変わります。
そう大して出世しているわけでもないのに、
もう行き詰まったなんて言わないで、
もう少し大きな志を持って、
新しい人生を歩くことにしたらどうでしょうか」
とありました。

私もそのように考えているのですが、
気がつくと20年、
いつの間にか染み付いてしまったサラリーマン根性、
どうやったら脱ぎ捨てることが出来るのでしょうか？
若いときはいつも心に辞表を抱いて仕事をしてきたつもりですが、
気がつくといつの間にか籠の中の鳥、
籠が無くても、心に籠をつくってしまい、
出て行けなくなってしまった様です。
残り後半生、いま思い切って翔んでみようと思います。

■ＱさんからのＡ（答え）

いま思いきって籠から飛び出そうと言っておられますけど、
そう思っている内に50才を過ぎて60才歳になるでしょうね。

サラリーマン生活をやっておれば、
どうしたってそういうことになるんです。
ですから思い立ったが吉日で、
すぐに自分のやりたいことをやるのが私のやり方です。
でも果たしてあなたにできるかどうか。

私に「40才では遅すぎる」という本があります。
もう遅いんです。
でも私の友人の中には
50才を過ぎてから新聞社をやめて立派にできた人もおります。
但し、そういう人は
独立してから新しい仕事をはじめたのではなくて、
経営の勉強をサラリーマンの時にやっているんです。
それだから独立してもやれたんでありまして、
何の準備もない人がいきなりはじめるということでしたら、
あなたの年齢ではギリギリのギリギリですね。