第1912回
■TugboatさんからのＱ（質問）：一芸に秀でた食品会社

いつも楽しく拝見しております。
日本には一芸に秀でた食品会社が存在します。
味の素（化学調味料）、ヤクルト／カルピス（乳酸飲料）、
キッコーマン（醤油）、カゴメ（トマト製品）など。
中国にはこのような会社は存在しないのでしょうか？
また今後このような会社は出現しないのでしょうか？

それとも中国では地域により食の文化や嗜好が異なるため
統一された食品は難しいのでしょうか？
（牛乳、インスタントラーメン、果汁等は既にありますが）

これからも楽しいコラムをよろしくお願い致します。

■ＱさんからのＡ（答え）

いまは中国にどういう一流の会社があるかということよりも、
「中国の食品なんか買うな」という声の方が大きいですね。
でも食べ物は三度三度のことですから、
その中でいい仕事をしていれば、
当然注目を浴びるようになります。
でも、むちゃくちゃお金が儲かる商売ではありません。

中国の場合、食生活の改善はまだはじまったばかりで、
乳業を代表する会社さえありませんでした。
おっしゃるようにいまは
乳業とかインスタントラーメンの会社が
注目を浴びるようになりましたし、
最近は飲料の会社が急成長をしています。
株をやるなら、
その中でどれが成長するかを探せばよろしいわけで、
無い物ねだりをしてもはじまりません。