中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1851回
まさに和だねさんからのQ(質問):人生幾何ぞ

邱先生、ご無沙汰しております。
最近生きる張り合いというか、
何か精神的なものに元気がなくなってきている気がします。
人生の意味がよく判らなくなってきたという感覚です。

私はこの歳(40過ぎ)でまだ独身ですが、
それなりの仕事も任され、身体は健康ですし、
金銭面でも精神面でも満たされ毎日充実して過ごしています。
最近思うのは、この様に何事にも満たされ不満の無い中に
人間の精神というものは病んでしまうのではないか、
必ずしも金銭面に限らないのですが、
裕福病というのがあるのではないかと感じています。
今の日本人に多い、自殺やニート、引きこもりなどの現象は
この裕福病の症状ではないかと考えております。
逆に貧困から立ち上がった人には
前者のような弱さが無いのではないかと思えます。
(松下幸之助氏、本田宗一郎氏、田中角栄氏など)

私はもっともっと努力精進して
高次の世界へ自分を高めて行きたいと心では思っているのですが、
なんとか元気を取り戻す方法は無いものでしょうか。
先生のご拝診を賜りたくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

あなたが何となく元気がないのは、
ちょうど厄年にかかっているからじゃないですか。

人間の生き方の中には、必らずそういうリズムがあるんです。
どうしてそうなっているかというのは
説明のしようがないんですけども、
多くの人の経験で、男はあなたぐらいの年になると
そういう壁にぶつかるようです。
私もやはり42才のころにはそういう目にあいました。
それが1年早く来る人もおれば1年遅く来る人もおりますが、
一定の時間が過ぎるとケロッと忘れちゃうものです。
ですから私のこの返事に接した頃には、
もうケロッと忘れているかも知れません。
そんなに心配することはありません。

但し、これから先の生活をどうするかについては、
人生の半分を過ぎたところでありますから、
志の持ち方によってその人の運命も変わります。
そう大して出世してるわけでもないのに、
もう行き詰まったなんて言わないで、
もう少し大きな志を持って、
新しい人生を歩くことにしたらどうでしょうか。


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2007年9月25日(火)

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