中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1845回
わんわんさんからのQ(質問):環境問題は克服可?

現在中国に関する情報をみると、
経済発展とともにマイナスの情報が増加しています。
最近では有名な汚染された食品産業や、
公害による環境悪化、砂漠化の進展などです。

新聞や雑誌などだけでこれらの情報を読んでいると
中国は近いうちに崩壊してしまうような印象をもってしまいます。
近代工業導入時点における公害の発生は
世界どこの国も経験したことですし、日本も沢山ありました。
そう考えれば当然克服される問題だとは思うのですが、
ニュースの調子、雑誌記事の書き方は
とても克服不可能な印象を与えます。

激増する公害による国土汚染、砂漠化の進展、
これらの問題はどの程度深刻なのでしょうか?
あるいは克服可能な問題なのでしょうか?


■QさんからのA(答え)

食料品や環境汚染のことだけでなくて、
日本の新聞雑誌は中国がいつ滅亡するかという話で溢れています。
なかにはいつまでに駄目になると書いている記事もあって、
その期限はとっくに過ぎていますから、
本当にその通りならこの世には存在していませんよね。
これからオリンピックもひらかれるし、
その後もまだまだ経済が発展する方向にあるということは、
新聞の報道が如何にデタラメか証明しているようなものです。
新聞には一定の距離をおいて、自分なりの判断をして下さい。

もし、中国の食品がそんなに駄目なら、
13億人はとっくに死んでしまっているはずです。
私も毎月20日間ぐらいは行っていますから、
私もこの世にいない筈です。
もちろん問題はあるんですけども、
問題があれば一つずつ解決して行けばいいのです。
アメリカの牛丼だって、中国のウナ丼だって
もっともっと食べる人がふえる筈ですよ。


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2007年9月19日(水)

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