■QさんからのA(答え)
いまの香港ドルはペッグ制で米ドルにつながっておりますので、
米ドルが安くなればその分同じように安くなるということが起っております。
前にもその話をしたことがありますけど、
それでいいのかどうかというのは、
中国政府と香港政府の間で相談して決めることだと思います。
但し、そうならなくても香港ドルが具合が悪くなるわけではありません。
いま香港は世界中の金が自由に駆け込んで来られるところで、
相続税も取りませんので、
アジア中の金持ちが自分たちのお金を香港に持ってきています。
その場合も米ドルや人民元で持っていることもできますし、
どんなお金で持ってきても香港の銀行は預かってくれます。
ですからあまり心配することはありません。
仮に人民元が高くなっても
香港で上場している中国の株は財産が人民元ですから、
人民元が高くなれば当然香港ドルで評価される株価も高くなります。
実際問題として香港でお金を動かすということになれば、
香港ドルでやるよりほかありません。
そんなことをいちいち心配するなら
米ドルで持っていても、日本円で持っていても、
心配で心配で堪らないんじゃないでしょうか。
そういう心配をするよりも、
自分の頭が、動いているかどうか心配して下さい。
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