第1795回
■へびさんからのＱ（質問）：李登輝さんの中国経済に対する見解

毎日ありがとうございます。
さて、Ｑ先生の長年のご友人（？）李登輝さんが来日され、
十日間ほど滞在されました。
台湾の帰国の前に講演をなさり、こう述べられております。
李氏は、中国の国有商業銀行の不良債権率は６割に達する、
との見方を示し
「０７年の中国政治の焦点は、深刻な国内経済問題となり、
胡錦濤政権は人事統制で経済をコントロールしようとするだろう」
と指摘した。（新聞記事より）

銀行の不良債権が６割あるとのことですが、
根拠はもちろんわたしたちには不明です。
李さんは中国経済に悲観的な立場に見受けられます。
じっさいに、中国本土でご活躍の先生のお考えは
いかがでございましょうか？

先生のますますのご活躍を期待しております。

■ＱさんからのＡ（答え）

李登輝さんの立場だと、
中国はなかなかうまくないと言わないと具合が悪いんです。
ですから、私が中国へ行って新しい仕事をはじめた頃も
中国大陸の会社は7､80％赤字だと言っていましたが、
中国でそれを担当していた大臣は私に
「実際はちょうどその逆のパーセンテージじゃないですか」
と言っていたことがあります。

最近の情報によると、
中国に行ってお金を投じて
仕事をはじめた台湾の人たちの利益の方が
台湾全体の利益をオーバーするところまできているようです。
日本でもそうですが、
政治的な立場でものを言う人のいうことを
まともに受けとらないで下さい。