中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1763回
ぱんにゃさんからのQ(質問):買い増しのタイミング

はじめまして。
先生の著作された本、ほとんど購入し、
投資のみならず人生についても含蓄に富んだ内容で
何度も読み返しています。

投資についてお聞きします。
03年に、万科を購入したのですが、
その当時、資金もなく26万ほどでした。
ところが、無償増資で、今、購入価格1.9HK$、1万株になりました。
将来、さらに成長する株なので買い増したいと思っていますが、
買うタイミングがわかりません。
一般的には株式分割前といわれていますが、
先生の本には、今の中国では分割後、
売りが出て安くなった時買うのもよいとかいてありました。

アドバイス、よろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

あなたが選んだ万科は
これからの中国で一番陽の当る業種の
そのまたトップを行っている銘柄の一つだと思います。
ですから、お買いになってから
次々と株配をもらって配当金も多くて
しかも株価がいままでになく高くなっておりますので、
よく酬いてくれていると思います。

今後ほかの株を買って
また同じ目に会えるなどとは思わないで下さい。
そんなに上手く行きません。
同じ株をまたチャンスを見てお買いになることには
反対ではありませんけど、
それをいつ買うかということについては
これも杓子定規には行かないものです。
いままでだと株配があると自分の持株がふえるので
少し現金に換えたいと思って売る人が多いんです。

ですから権利落ちをして持株数がふえた時に株を売る人がいて、
株価が下がるということが起りました。
万科のような会社でも1年間を通じてみると
一番高値から半額くらいまで下がる時が必らずあるんです。
そういう時が買い増しのチャンスでしたが、
最近見ていると、万科は強気筋の投資の対象ですから
権利落ちをしても下がらないことも起ります。
どこを狙うかはご自分でよく研究して下さい。


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2007年6月29日(金)

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