中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1703回
小豆さんからのQ(質問):理想的な医療現場

私の親戚が、末期の癌になったとき、
癌なのに、もう切ることもできないから、
タバコは好きなだけ吸っていいよと、先生に言われました。
漢方の服用を考えると、
そのようなものを飲むなら見放すと医者にいわれ
予告どおりの余命で他界しました。
中国の私の友人に聞くと、盲腸や骨折は西洋医学。
風邪や、慢性病は中医に見てもらうと言います。
病院のケアーの車が街から年寄りをさらって行き、
腰に電気をぴぴぴと当てて、彼らが元気になるのでしょうか?

また、子供の医療ではタミフルが問題になっていますが
信頼のできる先生に熱を出した子供を見せた時
『このこ元気だから、インフルエンザかもしれないけど、薬あげない』
といってもらいました。
病気にしても高齢化にしても、すぐ病院という図式は
結局どんどん生命力を弱めているような気がします。
先生のように頭も体も元気いっぱいな年齢だけは
一応高齢者の方から見て、
理想的な医療現場はどうあるべきとお考えでしょうか?


■QさんからのA(答え)

お医者さんにどう対応するかというのも
生活をしていく上で大切なことだと思います。
私は医者の言うことは適当に聞いた方がいい、といつも言っています。

どうしてそう言うかというと、
私は30何年も糖尿病で医者にかかっておりますけど、
30年前にお医者さんが言っていたことと
いま言っていることはかなり違うんです。
治療の方法もかなり違うんです。
ということは前が間違っていたということになります。
したがっていまの治療法も将来は
間違っていたということになると思います。
それをまともに聞いているよりも、
適当にハイハイと応じた方がいいんじゃないでしょうか。

その代わり自分がどんな病気でどういう状態か
自分で知っていることが大切です。


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2007年4月30日(月)

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