中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1668回
Y.NさんからのQ(質問):現在の大連と青島の状況

加工水産品を輸入する事業に携わる者です。
「水産と関係のある商売をやっている人は
どうしても大連と青島を1ぺん見ておいた方がいいと
私はかねてから考えています。」(もしQ2002年7月16日分
を拝読しました。

4年以上も前の記事ですので、
状況もまたかなり変化しているとは思いますが
そこも踏まえた上で、
もうすこしくわしく教えて頂ければ幸甚に存じます。
現在の状況は、どうなのでしょう?
またそれとは別に、
日本で私のような商いを続けていくことについて
一家言ございましたら、
御教示を賜りたく心より御願いを申し上げます。


■QさんからのA(答え)

最近は中国も豊かになりましたから、食べることに先ず変化が起こります。
どこの家でもいままでより食費にお金をたくさんかけるようになったし、
街に出てもこれはというレストランはいつも人で一杯です。
そのために肉でも魚でもだんだん足りなくなる方向に向かっています。
現にマグロが全部中国に買われて、
そのうちに日本人はマグロの刺身にありつけない日がくるんじゃないか、
と言われています。
すでにオーストラリアあたりの伊勢エビは
中国に高い値段で買われて、日本に来る量は少なくなっている、
と報道されています。

そんな中で中国の水産物を日本に持ってきて、はたして商売になるのか、
私にもよくわかりません。
むしろ、中国で水産物を加工して中国人に売るという商売に
チャンスがあるように思います。
どちらにしても日本でのほほんとして私にきいているようでは、
やる気のない人だなと思っています。


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2007年3月26日(月)

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