中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1666回
じゅんさんからのQ(質問):中国人の日本での不動産投資

2004.9.22にハイQに質問をした『じゅん』です。
お蔭様で年内には家賃収入が
月額500万円になろうとしております。
2年半前に質問致しお答え頂きました中国株式も
少ない金額ながら(ペトロチャイナ・中国人寿)も
3倍以上になりました。
私は不動産中心の投資ですが
経済(株・為替・政治など)を聞きかじるようになり、
サラリーマンとしても大変役に立っていると考えます。
今後は更に勉強をして
中国に投資をして行きたいと考えておりますが、
逆に大陸の方が日本の不動産(特に青山・麻布・広尾などの)
更に積極的に超一等地を購入する事は考えられないでしょうか。

日本には美しい四季があり揺るぎつつありますが
他国には無い『安全・清潔』などを考えますと
局所的に中国・台湾の大金持ちが
アジアの中のブランドエリアとして
目を向けることは考えられないでしょうか。

長寿世界一を目指され末永くご教授頂けます様お願い致します。


■QさんからのA(答え)

日本の土地は経済が発展するにつれて随分高くなりましたけど、
よその国の人がどうしてあまり日本の不動産を買わないかと言いますと、
日本の不動産の税法と利益に対する課税の基準が、
よそに比べて厳しいからです。
一つ二つ例外的に東京駅のそばを
香港の不動産会社が買うということがありましたけど、
香港のように税金が安いところで金儲けをしてきた人たちにとっては
勝手が違いすぎるので後が続きません。

このことはその他多くの国からの投資についても言えるわけで、
いまアメリカが日本で不動産投資に失敗した会社の
建て直しをやっていますけど、
それは建て直しの過程でお金儲けをしようということで、
その後もずっとアメリカの会社が日本で不動産投資をするかどうかは疑問です。
恐らくあるところまでやったら、
さっさと売って逃げ出す可能性の方が高いと私は見ています。


←前回記事へ

2007年3月24日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ