中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1635回
秀さんからのQ(質問):運のいい人わるい人

何時も為になるお話をありがとうございます。
先生のお書きになった、楽観主義のすすめの中でP56ぺージですが、
『方位だとか運勢判断などは信じないほうですが、
あまり多くの人とかかわりあってるうちに、
どんな星のめぐり合わせかわかりませんが、
どうも生まれつき運のいい人と
そうでない人の区別があるらしいことに
嫌でも気がつかざるを得なくなってしまいました』
と書かれていますが、私もたまにそう思うときがあります。

それは、日々の考え方また生き方によって・・
変えていけるものなのでしょうか・・?
もしよろしければ、先生のお考えをご教示お願いできればと思います。
よろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

私の楽観主義のすすめという本をお読みになったら
おわかりと思いますけど、
生まれつき運のいい人かそうでないかというのは、
自分は運がいい人だと思っている人は運がよくて、
自分はいつも運が悪いと思っている人は
運が悪くなるんじゃないでしょうか。

どういうことかというと、
自分は運がいいと思う人は
自分の周りに起こったことに対して楽観的に考える人です。
たとえば道を歩いていて、看板が落ちてきて腕に当ったら、
自分は運が悪いと思っている人は
いつも自分は運が悪いからこんな目に遭うんだと考えるけど、
自分は運がいいと考える人は
頭に当らなくて腕に当って助かったと思うわけです。
そういう人は何事も積極的に見て、
明るい方向へ明るい方向へと出て行くわけですから、
結果として明るい人生になるという具合に私は解釈します。

ですから、いつも自分は運が悪いと思っている人と
あまり友達にならないほうがいいと思います。
周りにそういう人がいると、
影響されて自分も運が悪いという気持になってしまいます。
反対に周りがみんな楽観的な人だと、
自分も楽観的な気持になりますが、
みんながみんな楽観的な人ばかりだったら
締りがつかなくなるということもありますので、
友を選ぶなら、8人が楽観的で、2人ぐらいは心配性の人で
ダメだ、ダメだと首を横にふってくれる人がいた方が
いいんじゃないかと思います。


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2007年2月21日(水)

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