第1593回 ■台湾好きさんからのQ(質問):台湾株式市場の存在
近頃、先生は台湾のこれからについて関心があるとのことで、 質問させていただきます。 台湾株の株価は、国際的な優良企業が多いにも関わらず、 その他のアジア株の高騰に比べて、 かなり安値に放置されております。 これは、台湾に未来がないということの現れなのでしょうか?
台湾と大陸との関係が進展していくにつれ、 台湾株式市場の存在というものは どのようなものになるとお考えですか?
■QさんからのA(答え)
いま台湾に政情不安のような動きがあって、 そのために株式市場も実力以下のところで低迷しています。 中国の株がいままでに見られなかった高値をつけて、 配当利回りもうんと悪くなっていますが、 それに比べると、台湾は実力以下のところを低迷しています。 株によっては10%近い利回りになっている優良株も結構あります。
少し時間をかければ そういう理屈にあわないところは訂正されるに決っていますから、 人のあまりかえりみない現時点で着目すれば、 予想外の拾い物をする可能性があります。 ただ台湾の株式市場と日本の株式市場の違うところがありますし、 またどういう人が台湾の経営者の中で立派な人で、 どういう人がそうでないかを少し勉強する必要があると思います。
2007年1月10日(水)