中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1558回
田中宏昌さんからのQ(質問):青年向けの著作を読んでみたい

邱先生、いつも勉強させていただいています。
先生の著書は400冊以上も出版されているそうですが、
私はそのうちの約50冊を1年かけて読みました。
まだ読んでいない「香港」や「孫悟空」など、
小説も本当に楽しみです。
私は本が好きなほうですが、本の虫というわけでもなく、
一人の著者の本をこれほど多く読んだことはありませんでした。
私がそこまで、またこれからも読むのは、
投資関係のことに限らずに
邱先生の言動が、とても「私を導いてくれる人」に感じたからです。
先生もご自宅で食事を共にされたという、
故 松下幸之助先生からも多くの影響をいただきましたが、
現役でいらっしゃる邱先生の言葉は、少し違う点でも勉強になります。

そこで気になりましたのが、
邱先生は様々な啓発本に当たる本を書いていますが、
青年向けに的を絞り
本当に青年のためだけに書いた本が無いのではないかと思いました。
世の中には数多くのそのような類の本がありますが、
だからと言って邱先生の頭の中から出た
青年へのメッセージを結集させた本はなくてもかまわないなどと、
ファンは微塵も思わないのではないでしょうか。
まことに勝手ながら、
邱先生が書き下ろす未来を担う人たちへ綴る渾身の本の執筆を、
神奈川の片隅から期待しております。


■QさんからのA(答え)

あなたはまだ年が若いので
社会的経験の無い自分にとって
参考になるような本が欲しいんだと思います。
その気持はわかりますけど、
本当は年齢とは関係なく
人生を生きる上でどういうやり方をするのがよいかが基本でしょう。

何もわからない人のための
手引書みたいな本はいろいろあります。
でも私は説教を垂れるような本よりも
立派な人生を送った人が
自分の一生を振り返って書いた自伝のような本が
多くのヒントを与えてくれると思います。
ですから偉大な人生を生きた人が、
それぞれの人のターニングポイントでどういう行動したのかを
勉強するのが一番役に立つんじゃないでしょうか。


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2006年12月6日(水)

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