中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1415回
エスクードフリークさんからのQ(質問):日本での株式投資の傾向

日本株で失敗した後、中国株を始めて2年、
研究の末選びに選んだ銘柄が漸く上げ潮になつつあります。
ところが、最近どこの書店に行っても
中国株を勧める本が並んでおらず、日本株の本ばかりです。

私は、中国株がまだまだ絶対に上がると信じているのですが、
日本では少なくとも殆ど日本株一辺倒で、
時に新興のインドやベトナムに関心があるように見受けられます。
このような日本での傾向を
邱先生はどのように考えていらっしゃいますか?


■QさんからのA(答え)

日本の本屋さんで日本株一辺倒の本ばかりというのは
初めて知りました。
私はそういう具合には見ていません。

一時的に日本株が上がり始めたら、
新聞や雑誌がワイワイ言ってその後を追いかけていますけど、
大体新聞や雑誌がワイワイ追いかけるようになったら、
相場はもうおしまいに近いと考えてよいのです。
誰も気がつかない時にやるのが株で、
皆がワイワイ言ったらその人たちに譲るのが、
株で儲かる秘訣なんです。
ですからあなたのように本屋へ行って
それを見て悲観しているようでは、
まず日本株でも中国株でもうまく儲からないと思います。
株に対する態度は、
世間の評判に左右されないで
自分の考え方に固執するくらいでいいんじゃないでしょうか。


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2006年7月16日(日)

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