中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1398回
置いてけボリさんからのQ(質問):買い増ししても大丈夫?

先生!あっぷあっぷしております。
一点買いの勇気はなく、3点買いがこの所のスタンスです。
先生ご推奨の中国不動産株も絶好調ですね。
恒基中国は上場廃止され買えなくなっちゃいましたが、
天安中国や越秀投資等の上げっぷりには、
思いっ切り面喰らっております。

私も、社名の下に中国と名の付く銘柄が好きで、
新世界中国の株をせっせと買い込んでおりますが、
一向に株価には反映されません。
前年の売上げが減少したとはいえ、
1- 3期のマンション販売も好調な様子ですが、
人民銀行の貸出金利が引上げされる等懸念材料もある今日、
さらに買い増ししてよろしいでしょうか?
御指南の程よろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

私は中国の経済が発展したら不動産の値段が上がる、
そうすると不動産を手がける会社の株が上がる、
その中で最悪のところを通り越して、
今は収穫期に入っている
「何とか中国」と名のついている会社がいいんじゃないですか、
と言って推薦したことがあります。
結果的に見ると、
そういう名前のついた株はみんな、軒並み倍以上になりました。
それが今後も続くかということになりますと、
続くことは続くんですけども、
皆それぞれの会社のクセがあるし、
途中で一休みという会社も当然でてきます。

例えばあなたのおっしゃった新世界中国は、
私もよく知ってる人たちが経営してる会社ですけども、
なかなかクセがあります。
また、一番不動産の上がる上海だけじゃなくて
有名な分だけ全国から口がかかりますから、
手を拡げすぎて効率が悪くなっている面もあります。
したがって一番業績がいいというわけには行きません。

でももしこの会社が不動産投資信託をやるとすれば、
収入のある不動産をたくさん持っておりますので、
計算によりますと
5.2ドルくらいの資産価値があると言われています。
今の4ドル足らずの値段から見れば、
まだ上値の余地は残っています。


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2006年6月29日(木)

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