■QさんからのA(答え)
経済が発展をはじめますと、
増えたお金が一番どこに行くかと言いますと、
食べる方に行きます。
ですから日本の国も高度成長に入ったときは、
レストランをやっているところはとても繁盛したんです。
しかし食品の商売は、
味の素とかカゴメとか、
そういうところはそれなりの利益を上げておりますけど、
レストラン業は人をたくさん使って、
色々お客さんの苦情もたくさん聞いてやってる割には、
そんなにお金の儲かる商売じゃないんです。
むしろ成熟社会になって、
食事を安く上げたいという人が増えたために、
チェーンでレストランをやるビジネスが少し増えましたけど、
これとてそんなに大きくなるものではありません。
必ずあるところで止まっちゃうんです。
香港の会社の場合は、
香港自身はもうすでに成熟社会に入っておりますので、
レストラン業は苦労の多い商売のひとつだと思います。
また売り上げも
ものすごい勢いで増えてくわけではありませんので、
そういう株に私はあまり心が動きません。
それよりはむしろ今中国大陸で全国で展開している
チェーン・ストアの方がよろんじゃないかと思います。
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