第1274回
■三四郎さんからのQ(質問):語学上達のコツは?

毎日楽しみに拝見しております。
『時代は、中国だ』という邱先生の言葉が妙に心に響き、
遅まきながら中国語の勉強を始めました。

邱先生は、日本語、普通語、広東語ができるようですが、
語学上達のコツみたいなものはありますか?
また、それぞれの言葉を使う時に、
意識されていることはありますか?


■QさんからのA(答え)

言葉というのはグローバル化の最大の障害です。
そのことが私の頭にあったので、
25年も前から日本語学校を作って、
中国の人が日本のことを理解するのは、
まず言葉から始めよう、ということからスタートしました。
今は日本人が中国語を覚えるための学校も
上海で始めています。

言葉というのは生まれつきすぐ覚える人と、
もう絶対に覚えられない要領の悪い人とあるんです。
恥かしがらずに間違ってもいいからとドンドンしゃべる人が、
あっという間に上達しています。
私の周りには今そういう若い人がたくさんいますけれども、
あっという間にその土地の人じゃないかと思うほど、
発音まできちんとしゃべれるようになります。

早く上達する方法は、
その必要に迫られることが第一です。
ですから言葉が通じないと困る
恋人を持ってることも必要条件になります。
よく外国人の男の人で、女言葉でしゃべる人がいますけど
あれは銀座のバーのホステスと友達であるという証拠ですね。
ですからどうしても言葉を覚えたい人は、
自らをその立場に置くのがコツじゃないかなあと思います。


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