第1258回
■にゃんさんからのQ(質問):ベトナムを対象とする投資組合

某ネット証券会社から、
ベトナムを対象とする投資組合の募集が始まりました。
ベトナムでは高い経済成長が続くと予想されていますので、
中国以外の分散投資先として素人の目には魅力的に映ります。
ベトナム株式等の直接取引きもいいのですが、
個人ベースでは直接現地へ出向かなければなりません。
このような理由から、
投資組合に入るのも手かと考えています。

しかし、この投資組合の概要を読んでみると、
申込手数料、成功報酬、事務手数料等が高めに設定されおり、
契約期間が3年間に固定されていることなどもあり、
個人として利益が十分出せるか疑問が残ります。
邱先生は、このようなベトナムへの投資組合について
どうお考えでしょうか?
やはり、当面、中国への投資を主とすべきでしょうか?
お考えをお聞かせください。


■QさんからのA(答え)

東南アジアをずっと歩いて見ておりまして、
いま一番先端で成長をしているのはもちろん中国ですけども、
東南アジアではその少し前から
タイとかマレーシアが工業化を進めて、
その後に続いて今はベトナムに陽が当っています。
ビルマやらカンボジアやラオスよりはベトナムが先になります。
もしかしたらインドより早いかもしれません。

そのせいもあってベトナムの株も
スケールは小さいけど上場するようになりました。
経済が発展すれば
これからは大変な勢いで拡張していく可能性があります。
したがって今からベトナム株に目を付けることには賛成です。
しかし、それを投資信託で買うと言っても、
投信が元々どういう性質のものであるか
ということもありますし、私にはあまりよくわかりません。

人のお金を預かって株式投資をやって
そのお釣りをもらっている商売ですから、
自分が全く無知であって
何もできないというなら別ですけど、
私なら自分で工夫して研究して、
失敗しても儲けても他人のせいにしないで済む方法を選びます。


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