■QさんからのA(答え)
バブルの崩壊以後、
株や不動産に対する人々の物の考え方は大きく変化をしました。
株は時価ですぐにも売れるので、
そういう意味では担保としては
不動産より株の方がいい担保ということができます。
反対に不動産の方は売るに売れず、
つまり投げ売りしようと思っても買手がなかったために、
16年もかかってもまだ問題が片付かない。
またそれが銀行に大きな影を投げかけてきた
ということだと思います。
しかし、不動産が役に立たないというわけではございません。
今後も不動産は人間の持つ財産の大きな部分を占めてるでしょう。
それがどんな動きをするかというのは、
あなたが考えるほど単純にキャッチできないと思います。
場所によっても違いますし、
不動産の中身が土地だけなのか、
住居なのか、店舗なのかによっても違います。
ですから一般論を人に聞くよりも、
具体的にその場所を見て判断するほかないと思います。
私がいつも言うことは、
いま人が入っていていくら家賃を払ってくれているから、
これだけの値打ちがあると考えるのでは甘すぎます。
いまのテナントが出て行っても
その後にすぐ人が入ってくれるかどうか、
次の人がいくら払ってくれるのかということを
きちんと正しく判断できないと
不動産投資を誤ることが多いと思います。
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