第1145回
■ ノ ハンジュンさんからのQ(質問):「中華学校」入学について迷う日々
娘を中華学校に入学させるつもりでいます。
妻(=韓国人)は、
「韓国人学校はダメだけど、中華学校なら入る意義が大きい」
と賛成しています。
日本における教育の堕落ぶりをみると、
とても公立学校を選ぶ気にはなりません。
私自身、公立高校で教員をやっています。
そこで考えたのが、中華学校(初等科)です。
同校は、まず勉強が大切だという教育方針のようですし、
「まもなく中国の時代だ」という、私の期待からです。
でも、裏のウラを考えながら、いまは迷っています。
1.「学級崩壊」―米国から、日本へ、そして韓国へと伝播した
同現象が、中華学校でさえも発生するかも
2.「麦わら帽子は冬に買え」―日本の公立学校も、いずれ盛り返すかも。
ならば、日本教育の最悪期と思われる今、
娘が公立学校に入ることは、むしろ、よい選択かもしれない
(株価上昇にたとえるなら)
3.「大学への道は険しいかも」―学習に重点を置いている
といいながらも、同校ホームページをみる限り、
高等部から名門大学へ進学した例は、少数にとどまっています
(「名門」など、私の発想が古いのかもしれませんが)
以上の理由から、中華学校へ娘を入れるべきか、迷い始めました。
まだ5才で、いまのところ、中国とは縁のない生活です。
邱永漢先生、アドバイスを、お願いします。
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