第1141回
■京都市のT.TさんからのＱ（質問）：ＩＴ企業が世間を賑わしていますが・・・

毎日欠かさずアクセスさせて頂いています。
先生はこれまで、一貫して
「IT産業たるや、手段たりとも目的たり得ず。」
といった趣旨のことを繰り返し主張されていたように思います。
ソフトバンクを初めとするIT産業については、
先生からあまり肯定的な意見をお伺いしていません。
しかしながら、球団を買収する企業も現れる等、
日本経済の中で、目が離せない存在になっていることも
事実かと思います。

日増しにスケールを拡大するIT産業の行方について、
今一度御指南ください。
かくいう私も日本株では、ヤフー株をを少しばかり所持しています。

■ＱさんからのＡ（答え）

ＩＴ産業が発展したおかげで
情報社会が大きく変わったということは間違いないと思います。
そして情報の伝達の仕方が変わったために、
物の売り方も大きく変わりまして、
それを上手く利用した人たちは
先見の明もあったことになります。
しかし運がよかったという面もございまして、
それはそれで羨ましがるほどではないでしょう。

商売のやり方が変わった所にいち早く気がついて、
その方向に動いた人が先ず成功をおさめました。
でもこれで終わりということではなくて、
まだ色々と可能性があとに控えています。
開拓は始まったばかりですから、
今後もこの方面で財を成す人は出てくると思います。
上手く賭けることができれば、
お金が儲かるチャンスがありますが、
はずれるチャンスはその何百倍何千倍もあるでしょう。