第1140回 ■お金持ちになりたい人さんからのQ(質問):迷信に対して
日本には仏滅、大安などの六曜、 厄年などの迷信が数多くありますが、 Q先生はこれらに対しどのようにお考えですか?
私は以前は全く非科学的なものとして信じてなかったのですが、 最近は、これもずっと昔、 まだ科学は進歩してなかった時代の先人たちの教えであり、 もしかしたらそういう非科学的なものも この世の中にはあるのかな、人間も大自然の一部なのだし、 と少し考え直しているところです。
■QさんからのA(答え)
私の手帖にも仏滅とか大安というのは印刷されています。 それは長い間の習慣で どういう日に何をやるかを決める人がいて その人たちに都合のいいように載せているだけのことです。 現にみんな結婚するのに大安の日を選んでやりますけど、 大安で結婚した人でも、 離婚することに変わりはありませんから、 鰯の頭も信心からということになりますよね。
昔、農業社会だった時代は、 天の動きが農作物の出来不出来を大きく左右しました。 それが家の方向をどうするかとか、 旅行に行くのにどっちを向いて行ったらいいか といった話にまでつながって、 今でも香港あたりに行きますと、 風水というのをとても気にしている人がいます。 大体、仕事が上手く行かなくなると気にするんです。 そんな心の動揺につけこまれて 高い金を絞られるというのが風水じゃないかと思います。 私はそうした人間喜劇を笑って見ている立場です。