第1101回
■hiroさんからのQ(質問):生き残れるコンテナ会社

中国国際コンテナは今、業績は悪くないのに
人民元切り上げが近いというような理由から
とても株価が下がっているように感じます。
製品の大部分が輸出をしめているようですから
なお更と思います。
このような場合、人民元切り上げ時が
一番株価に過剰に反映しそうですが…。

そこで質問です。
人民元が少しずつこれから切り上がっていくと思われますが、
コンテナ会社の中で十分生き残れるような素質
(特別なコンテナや他の企業にはないものがあるか)
がありますでしょうか?
10年ほど前、先生は投資家グループをつれて
見学にいかれたようですが実際のところどうでしょうか?
お願いします。


■QさんからのA(答え)

中国国際コンテナの株は、
いま中国人以外の人が買うことのできる株の中では
おそらくトップ10にはいる優良銘柄です。

世界一のコンテナのメーカーですから、
それが権利落ちをした途端に、
会社ごと売るんじゃないかという噂が立って、
株価が下がりました。
実は私もすかさずここの会社の株を買っております。
あれからもう3割は高くなっておりますけども、
こういう会社は例え高値で買っても、
しばらく時間が経つと、また増資をして、また配当をして、
ということを繰り返しますので、
巷の噂なんかには
自分の考え方を左右されない方がよろしいと思います。

もちろん世界相手の商売をやっていますから、
人民元が高くなればその分利益が減ることも考えられます。
しかしそれをカバーするだけの
創意工夫やコストダウンを当然努力するでしょうから
そういうことをあまり心配する必要はありません。


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