第1088回
■いおさん
からのQ(質問):「頭が良い人、苦手な人を教えてください」

邱先生いつも楽しく読ませてもらっています。
ありがとうございます。
友人をつくる大切さについて述べておられましたので
質問したいと思いました。

邱先生の文章は平たい言葉で書かれてます。
難しいことを安易な言葉で表現できるのは頭が良い人です。
邱先生は頭が良いということに関して争いはありません。

さて、人間は似たようなタイプの人は苦手だと
何かで読んだような気がします。
以前、邱先生の本を読んだときに、
阿川さんは賢いから苦手で、吉田健一さんは大愚だから好きです、
ということを書いておられたような記憶があります。
お二方とも現在では
すぐに頭にイメージが失礼ながらわきませんので、
今の20代の人でもイメージがわくような人で、
邱先生が好きな人で賢い人と大愚の人を
教えていただけたら幸いです。


■QさんからのA(答え)

私は阿川さんは賢いから苦手で、
吉田健一さんはバカだから好きだ、
と言ったことはいっぺんもありません。
お二方とも私の家へ食事に来られる方で、
吉田さんは酒の飲み過ぎで早く死にましたけど、
阿川さんは今も文藝春秋の随筆欄のトップを
ずっと書いておられます。

人間はファーストインプレッションが大切だとも言いますけど、
人は見かけによらないと言うところもあります。
賢い人だって"小賢しい"という面もあれば、
バカの中にも小馬鹿もあれば大馬鹿もあります。
大馬鹿が一番のバカとも言えないし、
人の評価はそう簡単には行きません。
そこがまた、人間観察の面白い所だと思います。
そうは言っても
こっちが何を言っているのかすぐわかる人の方が
帰りの電車に乗ってから、
そうかと気が付いて笑う人よりは親しみを感ずるでしょう。

この頃は頭のいい人とか、悪い人を区別した本がありますけど、
同じ付き合うならわかりのいい人がいいですね。


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