第1079回
■むっちーさん
からのQ(質問):見通しをお聞かせ下さい

毎回、貴重なご意見をありがとうございます。
さて、広東省で仕事をしている不動産株を
先生が購入されたとのことです。
私も是非その株を買いたいと思ったのですが、
どの株のことか、わかりません。

そこで、資料をめくって一所懸命調べました。
すると、シンセンプロティ(コード200011シンセンB株)
という会社が目にとまりました。
この会社は、老舗のディベロッパーですが、
現在の内容は決してすばらしいというわけではなく、
特に、資金面で十分ではないとのことです。
また、最近までST銘柄でした。
そんな銘柄ですので、私は不安ではありましたが、
もしシンセンの地価が上がるなら、
株価もいっぺんに跳ね上がるに違いないと期待して、
思い切って買いをいれました。

そこで質問ですが、
この銘柄(シンセンプロパティ)に対する
先生の見通しをお聞かせいただければ有難いです。
また、できれば先生が購入された銘柄をお教えいただけないでしょうか。
あつかましい相談で申し訳ありませんが、
どうぞよろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

いま中国の不動産は一番先頭を上海が走っていて、
その後に北京と広州があって、
そのまた後ろのところに地方の大きな都市が続いている、
と見ていいと思います。
上海はここで一息ついたところですから、
この次は北京と広州が
今より三割ぐらい値が上がる可能性があると見ています。
殊に北京の場合はオリンピックを控えておりますので、
その動きが既に出てきております。

では不動産の仕事をやっているどの会社の株を買うか
ということになると、
ご自分で判断していただきたいと思います。
私が広州の株を買ってることは事実ですけど、
今のところまだ全然株価は上昇気運にのっていません。
少し業績は良くなってる程度ですが、
ちゃんと配当はしています。
なお老婆心で言うことですが、
ST銘柄になったような会社はポヤポヤした会社ですから、
経営者が変わらないと立ち直れないと思って下さい。
ST銘柄が突然成長銘柄になった例は見たことがありません。

前にも言ったことですが、
中国本土の不動産の株よりも、
不動産投資についてはプロの香港の企業は、
資金もありますし、困難に耐えて行ける底力を持っています。
何十社もありますが、よく内容を研究して
その中からお選びになるのがよろしんじゃないかなと思います。


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