■QさんからのA(答え)
日本人と台湾人が馬が合うというのは
台湾が日本の統治下に50年間いたために、
日本的な教育を受け、日本的な行政にも慣れてきたからです。
その分親しみやすいということです。
しかし、台湾の人が
完全に日本人になったというわけではありません。
台湾の人の生き方のあとの半分は
やはり中国人の気質だとお考えいただいてよろしいと思います。
その点香港の人と日本の人にはそういう接点がございませんので、
今香港に行っている日本の企業は
もちろん香港の人たちと一緒に仕事をやっておりますけど、
香港の人は油断がならないという気持ちは
はたしてどこまでお互いに信用しているでしょうか。
その証拠に、日本人と香港人が組んでやった仕事を
大陸に持っていくというのは先ずありません。
日本人と台湾人が一緒に組んだ仕事を
そのまま大陸に持って行くケースはたくさんございます。
日本企業の大陸進出が失敗しないために、
台湾でいっぺん実験したことを
中国へ持っていった方が確率が高いですね、
と書いた本が何冊もあります。
現に私もそう考えている人の1人です。
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