■QさんからのA(答え)
銀行株について言えば、
日本の国と他所の国とでは少し違うと思います。
日本は企業がお金を持っていない戦争直後に、
仕入れした物を売って代金をもらったお金で
仕入れした物のお金を払う必要に迫られたために
手形というものを使って、銀行のお金でやりくりしました。
それを習慣化して、
産業界は借金中心の企業体制となり、
銀行がその中で果たしてきた役割はとても高いのです。
ですから、経済が下降線を辿るようになると、
産業界のとばっちりを銀行が大半担う形になってしまい、
銀行がひどい目にあっています。
それに比べれば他所の国の銀行の方がずっとましですけども、
中国の場合は銀行の貸した相手の大半が国営事業であるために、
資金の回収ができなくなり、
日本の銀行に負けないぐらいひどい目にあってきました。
ただ最近はいままでの損害を一度綺麗に洗い落として、
中国銀行について交通銀行などが次々と上場しております。
今見ている限りでは銀行は仕事もあるし、
商売としても悪くはありませんので、
将来株価が高くなることも考えられます。
とりあえず、外国銀行が
資本参加を申し出ている銀行がいいでしょう。
相場を狙うより、資産として持つのでないと、
とても長くは持っておられない株の一つです。
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